20050304 ウィリーウィークス




70年代ニューソウルの時代に登場したメロディアスかつ躍動感溢れるベーシスト、Willy Weeksを知っているだろうか。 

出世作はもちろん「ダニー・ハザウェイ・ライブ」。 
全編でダニーのエレピと絡み合うようなラインを叩き出し、VOICE INSIDE(EVERYTHING IS EVERYTHING)では、悶絶もののベース・ソロを聞かせる。これがグルーブっつーもんよってな心意気を感ずる。 
ダニー含めコーネル・デュプリー(g)大先生など全員その手の凄腕ぞろいだから当たり前か。

ちなみにTrack1はWhats Going On。俺は作者マービン・ゲイ版より、ここに収められてるダニー版が史上最強と信じてる。この感動をネットの世界にどうしても広めたく、M○3化しP2Pに放流してしまった過去があるが、もう時効だから許せ(笑 

次なるウィリーの代表作は、JoeWalshのライブアルバム。これはJoeにとっても代表作である。盟友であるDrアンディ・ニューマークとのコンビは、ロンウッド、ロッドスチュワートのアルバムでも聞くことが出来たが、このLPで完成形だろう。Rockの世界ではそれまで有り得なかったグルーブと強靭さを兼ね備えた最強のリズムタッグである。ところでこのアルバム、JoeがEagles加入直前のものである。当時は賛否両論だったJoeの加入だが、このLPを聞けばわかる。これは必然だったのだ。 

1曲目のWalkAway。唸るウォーキングベース。高校生当時に先輩にフル・コピーを命ぜられ死にそうになりながら頑張った思い出がある。実はこのコピーからウィリーに目覚めた。何しろ歌ってるのだ、ベースラインが。楽しいのだ、弾くのが。 

このアンディとのコンビでさらに有名なのが、オルガン奏者Neal Larsenの出世作であるJangle Fever。RockとPopとJazzの狭間にいたニールが、トミー・リピューマにプロデュースを任せ、流麗かつ躍動感あるオルガン・フュージョンの新しい(当時としては)形を生み出したアルバムである。 

Last Tango In Parisというマーロン・ブランド主演の老人愛欲日記な映画の主題曲のカバーをサンバのリズムを取り入れて演奏してる。これが跳ねる跳ねる。 

別に特別な事は何もしてないはずなのに、この躍動感とグルーブはいったいどういうことなんだろ。 マイケル・ブレッカーのぶっチギレ気味の超絶Saxソロも聞きどころである。

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