Willy Weeks
70年代ニューソウルの時代に登場したメロディアスかつ躍動感溢れるベーシスト、Willy Weeks
出世作はもちろん「ダニー・ハザウェイ・ライブ」。
全編でダニーのエレピと絡み合うようなラインを叩き出し、
VOICE INSIDE(EVERYTHING IS EVERYTHING)では、悶絶もののベース・ソロを聞かせる。
これがグルーブっつーもんよってな心意気を感ずる。
ダニー含めコーネル・デュプリー(g)大先生など全員その手の凄腕ぞろいだから当たり前か。
ちなみにTrack1はWhats Going On。
作者マービン・ゲイ版より、ここに収められてるダニー版が史上最強と信じてる。
この感動をネットの世界にどうしても広めたく、M○3化しP2P に放流してしまった過去があるが、
もう時効だから許せ(笑
次なるウィリーの代表作は、JoeWalshのライブアルバム。
これはJoeにとっても代表作である。
盟友であるDrアンディ・ニューマークとの コンビは、
ロンウッド、ロッドスチュワートのアルバムでも聞くことが出来たが、このLPで完成形だろう。
Rockの世界ではそれまで有り得なかったグルー ブと強靭さを兼ね備えた最強のリズムタッグである。
ところでこのアルバム、JoeがEagles加入直前のものである。
当時は賛否両論だったJoeの加入 だが、このLPを聞けばわかる。
これは必然だったのだ。
1曲目のWalkAway。唸るウォーキングベース。
高校生当時に先輩にフル・コピーを命ぜられ死にそうになりながら頑張った思い出がある。
実はこのコピーからウィリーに目覚めた。何しろ歌ってるのだ、ベースラインが。楽しいのだ、弾くのが。
このアンディとのコンビでさらに有名なのが、オルガン奏者Neal Larsenの出世作であるJangle Fever。
RockとPopとJazzの狭間にいたニールが、トミー・リピューマにプロデュースを任せ、流麗かつ躍動感あるオルガン・フュージョンの新 しい(当時としては)形を生み出したアルバムである。
Last Tango In Parisというマーロン・ブランド主演の老人愛欲日記な映画の主題曲のカバーをサンバのリズムを取り入れて演奏してる。これが跳ねる跳ねる。
別に特別な事は何もしてないはずなのに、この躍動感とグルーブはいったいどういうことなんだろ。
マイケル・ブレッカーのぶっチギレ気味の超絶Saxソロも聞きどころである。
コメント
コメントを投稿