新月伐採

新月伐採というものをご存知だろうか。
読んで字のごとく、「山の木を切る時は、新月に切るべきである」という説。

以前森林組合の仕事をしたときに、この話を聞いた事がある。
年配の責任者さんが「満月に切った木は虫が出る。新月の時切るべきだ。」
と力説してるのを聞きながら、何を世迷言をぐらいにずっと思ってた。

申し訳ない、お客さん。私の認識不足だった。

さっきTV番組で特集してた。

京大の研究では、
新月に伐採し葉枯らし(切ったその場所で半年寝かせて自然乾燥させること)をすると、
木の中のでんぷんが消失する結果が出ているらしい。
でんぷんが無いということは、虫が食べるものが何も無いのである。

つまり虫が出ない。
でんぷんが無いからカビすら出ない。

日本の寺社等古くからの建造物の材は、
全てこの方法で伐採されているらしい。
だから長く持つ。

木は年輪がある。
満月に向かう状態で、光合成を繰り返しすことで作られる。
逆に新月前後の一週間ではほぼ完全にこの活動が停止される。
だからでんぷんが木から消える。水分も少なくなるらしい。

オーストラリアの森林でも新月に伐採する伝統があるそうだ。

オカルトじゃなかったのね。

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