2005-02-12 Jimmy Smith 死去

Jazzオルガンといえば、ハモンド・オルガンといえば、ジミー・スミス。 

ジミーが出現するまで、Jazzでオルガンが主導権を獲得する事は無かった。ゴスペル、R&Bの世界にあったオルガンを、チャーリー・パーカー以降のモダン・ジャズ・イディオムの世界にいきなり持ち込んだ。 


彼は元々はピアノだった。ピアニストとしてもバド・パウエルに師事したほどの腕前だったのだが、先駆者ワイルド・ビル・デイビスの演奏に感化され、オルガンへの転換を決意する。 
その後、1年間フィラデルフィアの倉庫の片隅で借り物のオルガンと共に孤独な練習を重ね、ハードな特訓を重ねデビューした。 

その演奏にはやはり、師の影響はある。ファンキーかつ、熱くディープなスイング感は、まさにバドのオルガン版。 

彼は、ハモンド・オルガンの布教者でもあった。 
「B-3」と呼ばれる初期のハモンドの名器を広く一般に普及させ、そのサウンドを普及させた。 

驚異的なのは、彼は手のみのプレイヤーでは無いことだ。 
両手でのあの演奏に加え、なんと両足でベース・パートをこなしていたのである。 

56年にブルーノートでデビューし、ヴァーブに移籍。 
このあたりが黄金時代。正直、その後は知らない。アルバムも持っていない。 

だけど、これだけは言える。彼がいなけりゃジョン・ロード(Deep Purple)も、キース・エマーソンもいなかった。 
ロックへの影響も多大なものがあった。

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