蕎麦屋を騙る居酒屋にて

先日、繁華街の蕎麦屋に入る。

元キャバクラ跡地に出来たばかりの店である。

看板、入り口どこを見ても〔蕎麦○田屋〕とある。

が、しかし。店内はどうみてもありふれた和風モダン居酒屋である。
カウンターに通され、メニュー見る。


蕎麦が無い・・・

いや、あった。申し訳程度に。呑んだ後の〆用のがね。

やっぱり蕎麦屋なんだろうか?
店員さんが妙に無愛想に注文をとりにきた。

「お決まりですか?まずお飲みものからうかがいます」

って、おい。やっぱ居酒屋じゃねぇか!

蕎麦屋じゃないのか?
どうやら蕎麦屋をコンセプトに掲げただけのただの居酒屋だったらしい。
メニューには蕎麦がきについてやら、蕎麦で酒を飲む愉しみについての薀蓄が書かれてる。

だけどさ、ここ「蕎麦がき」無いじゃん!

くそぉ騙された・・騙された私が悪いのよ、しくしく(T_T)
でも友達がいっしょだ、我慢する。

でも鴨せいろか天そば食べたかった(涙

何しろ蕎麦屋に来るつもりだったのだから、お互い車で来てる。飲めるはずもないだろ。

二人ともウーロン茶を所望いたす。

ベトナム春巻きと、海の幸のかき揚げと、なんちゃら蕎麦(明らかに量少なめ)、天むすあたりを頼む

・・・あぁぁぁ、このメニュー。どこが蕎麦屋やねん。

ウーロン茶はすぐに出てきた。

15分経過。
何も出て来ない。全く出て来ない。ふと、厨房を見る・・・・

え”???

厨房の兄ちゃん、なんであんたクリアファイルにとじたレシピとにらめっこしてんのよ!
おいおいおい。

そのうち心地よいかき揚げの匂いが厨房から漂ってきた。
ごま油だ。俺様は匂いには弱い。

何だか変な店だけど、許してやるかと思えてしまう。

しかし、かき揚げは出て来ない。

またごま油の匂いが厨房から漂ってきた。
よいにおいである。

でも、またまた出て来ない。

そのうち年長の料理長っぽい男が奥から出てきてなにやらうにょうにょ相談してる。

・・・これってもしかして。

ほどなく30分経過である。タイム・オーバーである。

申し訳ないが、これ以上ここにいる理由は何も無い。

我々は先ほどの無愛想なフロアの女子を呼びつけ、
ウーロン茶以外はすべてキャンセルだと申しつけ、
代金560円のみを支払い店長らしき男にちょっとだけクレームをつけて立ち去った。

あらゆる意味で恐ろしい店である。

やっていけるんだろうか。

店のコンセプトが破綻してて

料理があれで(食べてないけど)

店員が超無愛想。

でも喫茶店にいったかと思えばまぁ我慢できるか


いや、無理かw

コメント

このブログの人気の投稿

好きなベーシスト ウィリー・ウィークス

好きなベーシスト かわいしのぶ

ぼくはくま